レースレポート RCSおんたけ 土佐路
2020年最後のRCS。本来ならば前日の第1戦のタイムトライアルも参加するはずでしたが、様々な理由が重なり出場を断念せざるを得なくなってしまいました。
今回の目標は2つ
①離れず、ついていくこと
②余裕があったら前に出てみること
でした。
後は個人的に目をつけていた選手は
信大の井上選手(登りが早いという情報を聞いていたため)
東大の青木選手(以前の合宿で一緒に走らせてもらった経験から)
同じく東大の篠崎選手(前日のTTの結果から)
結果としては
①離れてしまった
②早すぎる段階で調子に乗って出てしまったせいでそれによる成果も全くなく、それがきっかけで①の失敗と失速を招いてしまった。
以下、実走レポート
スタート前はクラス3の集団の先頭に並ぶことができた。
そこからスタートしたらまずは前方の上位クラスの集団になるべく入ることを考えていた。
これに関してはまずまずなところ。
その後すぐに、先頭だった大きな集団が2つに分断。自分はその後ろ側にいたので、何とかして前に食いつきたいという思いで前に出た。
その動きに合わせて何人かがついてきたので、先頭交代をしながら追いつけることができればベストだったが、中々追いつきそうになく、諦めて集団に残る。
集団内にいた時に思ったのは、かなり序盤からハイペースで、自分がこれを維持できるかが不安だった。
最初から飛ばし過ぎたのが最初の3キロ?あたりで裏目に出てくる。
段々心拍も上がってきて、呼吸も苦しくなってきて、失速。集団から離れてしまった。
後ろから上がってくる人たちに何とかしてついて行こうとするも、苦しくて置いてかれてしまう。
そのあとは淡々と独りで苦しみながら登る。
肺が本当に苦しくて何度も自転車から降りたくなったが、何とか踏ん張っていた。
途中、鹿屋の古谷田選手が回しながらペースで登っている姿を見て、そっちの方が楽にペースが維持できそうだと考えて真似してみる。
そうするとそれがうまくはまったらしく、苦しみながらもするすると登っていくことができた。
勾配が高いところはギアを上げて踏んでいき、低めのところは低めのギアでするすると回しつつ、なるべく高いペースを維持していく。
途中、前にいた何人かの選手を追い抜くことができたし、苦しいところと、軽く回復したのか、息が続くところとを交差しながら完走することができた。
よく考えなくても自分はこれまでの練習でそういう登り方をしていた事の方が多かったはず。
つまり、今回の僕は目標ばかりを考えて自分の走りというものを見失っていたともいえるかもしれない。
リザルトは
タイム 35分13秒102
クラス19位 クラス昇格順位とのタイム差 2分50秒
総合55位 総合トップとのタイム差 6分19秒
マークしていた選手は・・・
井上選手 僕の遥か前、クラス3位で昇格
篠崎選手 僕より1分強早くゴール
青木選手 僕の後ろでゴール。後で話をさせてもらうと、少し前までどうやら怪我をされていたという。
篠崎選手に関しては、僕が千切れる前まで同じ集団内にいた。悔しい。
結果はついてこなかったけれど、完走後は楽しさと悔しさ、しんどさが溢れ出てカオスな状態になっていた。
とにかく、笑わずにはいられなかったです。
まとめ
良かった点
・前に出てみるという目標は1回だけできた。
・それによって自分がいた集団が動いた。
・後半、自分の走り方ともいえるような走り方をすることができた。
悪かった点
・早い段階で大きなパワーを出し過ぎてしまったせいでペースの維持ができなかった。
・ついていくという目標ができなかった。
・基礎がないから肺が苦しくなってしまった。
・グローブやアイウェアは登りであまりつけたくなかったが、下りもあるし寒いかなと思ってつけていた。しかしやはりレースになると身体は暑くなって、それらが邪魔でしかなかったし、実際あると思っていた下りがろくな下りでなかったので何も考えないで外してけば良かった。
というか、試走しとけよ。
次回HCレースがあるとしたら・・・
・ケイデンスとトルクを勾配別に使い分けてペースを保つ。
・とにかく、集団から離れない。
・余裕があっても全体のペースや状況、残り距離をしっかり考えてから前に出る。
判断力という面でいえば、僕はまだ初心者だなと思いました。
マークしていた井上選手もTwitterで登りはペースだといっていたし、結論ヒルクライムでもペースが重要なんだと感じました。
今後すべき練習
・LSD、ペース走→基礎的な能力
・ローラーならSST?
とにかく、自分の今出せるパワーの維持力、というか持続して出していけるパワーの向上というのを目標に出来ればと思っています。
昨今の情勢の中、このように外での大会を企画してくださったイナーメ信濃山形の中畑監督をはじめ大会運営に関わった関係者の方々には本当に感謝しています。
また今回部内から1人で大会に参加するにあたり、荷物を置かせてもらうことなどを快く受け入れてくださった東京大学自転車部レース班の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。
そして、フィッティングや機材を貸していただくなどといった面ででサポートしてくださっているサイクルショップの方々、サプリメントやユニホームで部活を支援してくださっている方々にも感謝しています。
いつもありがとうございます。
これを励みにまた成長していけたらと思っています。
これからオフシーズンになり、しばらくレースの予定もありませんが、次のシーズンのためにもサボることなく自転車に乗りたいと思っています。
ご精読、ありがとうございました。
あとがき
もっと個人的なストーリー、裏話を僕個人の日記で書いています。
Twitterからでもアクセスできますので気が向いたら見に来てください。
追記
完成したので置いときます~