R元年度 小村 反省&新入生に向けて

僕のレースの振り返りではなく、主将?としての部の運営に関しての反省及び新入生に向けての軽い部活説明です

新入生は昨年、主将から部がどのように見えていたかを知りたければすべてを。そうでなければ部活紹介だけ読んでいただければと思います

よろしくお願いします

 今年度の活動について

今年の活動のコンセプトとしては完全自立型を目指しました

僕自身が「自分の練習に大きく介入されてもうざい」と思っていたこと及び下級生は自分でやりますと宣言したり、いまいちやる気があるのか分からずに介入できないと言い訳してしまったことにより、中身の伴わない形となったように思います

 

僕個人としては、部をある程度確立させるための競技をするための県車連やショップとのつながり、練習内容の確立、リザルトの獲得でした

加えて部員の成長に関して多少のアドバイスをしていければというところでした。

 どれも中途半端になってしまい反省しています。

 

今年度よかった点としては部員の増員により、部の活動が微活性傾向にあること。

またレースでの結果に結びついていないが部員のフィジカル面に関して大きく成長がみられたこと。

ジャージなどの製作を地域のショップ協力によりなんとか間に合わせ学連登録が完了したことです。

今年もすでに1名が新規所属を決めてくれたので大変喜ばしいです。

部の色にある程度染まっていただいたうえで個性を確立してほしいです。

練習はしないんですとかそういう個性はいらない、ほんまに。できたら週3-7で練習してくれ。

 

 

今年度の反省点

完全自立型を目指すには最低限の知識や考え方を習得する必要があります。

僕個人としてはそれは自分で勉強してほしいところでしたが、それでは部活を作った意味もありません。

僕自身強い選手ではないので特に言えることもないのですがね。

しかしスキル面に関しての指導は絶対的にやっておかなければいけなかった事だと思います。自分のそういった抜かりが合宿やレースで周りの人にご迷惑をおかけしました。

また自分はそういった面に関して指導されることもなく幾度となく戸惑いました。その経験を活かせていないのは非常に残念でした

 

そして上記にすべて共通して言えるのは部を通してのコミュニケーション不足にあります

大学生なので時間が合わない等は仕方がないですが、そもそも部員同士の熱に差がありすぎるのでそもそも合わせる気がないとも思います。

部員に態度改善を求める部分もありますが、僕が変えなければならない部分も大きいと思います。

今年度、私に突き合っていただきありがとうございました。私の指導及び全体のかじ取りの実力不足により、各部員の成長やリザルトに寄与することができず大変申し訳ありませんでした。今後改善できるように努力していきたいと思います。

 

 

来年度にやるべきこと

  • 部員数が少ないことを活かして部員と綿密にコミュニケーションをとること。

といってもどうにもならない部員には一切連絡しないとも思います。互いに無益なので。

コミュニケーションをとるというのも、完全に独立させるとわけがわからないのである程度のメニューを与えたうえで進捗を確認するという手段を使いたいと思います。

そのうえで練習やレースで見えてくる自分の弱点や改善点をミーティングやコミュニケーションツール、ブログで自ら分析、シェアできるところまで頑張ってほしいと思います。

それを踏まえ僕や他の人間がアドバイス及び修正を加えていくという形で考えています。

僕がオーバーフローしないようにする必要がありますが、今までの仕事を他部員に投げたので何とかなると思います。

  • 全体練習を設ける

予定が合わないとかは知りません。だいたい月初めに連絡をして月に1-2回スキルアップ及び効果測定会を行おうと思います。

北陸の人間しかつたわらないと思いますが候補としては卯辰山TTと夕霧峠もしくは宝達山で月一回ほど測定会したいです。部活外の方も歓迎したいと思います。面倒なのであいさつ等は抜きで、タイム差つけてスタートでよいと思っています。

記録会に来ていただいた方も毎回タイムをまとめます(任意)。練習進度の確認のでも使ってください。なにかアイデアあったらください。

練習に関して距離で区切るとろくなことがないので時間で切る練習をいくつか加えるとともに集団走行や思考を磨いてほしいと思います。

  • 定期的に勉強会を設けること

質問会やじぶんのトレーニングについての考え、本や論文を読んだうえでわからないことや練習で当たった疑問の解消をしたいと思います。みんなわからなければみんなで勉強しましょう。一回が長いと嫌になるので一回一回を短くやっていきましょう。

そういうところで自立型に向けての思考を養っていきたいと思います。

今後後輩が増えていくかはわからないがそれを受け継ぐために会を開く必要は存分にあります。僕も文章で極力残すようには努力して行きますが、それですべてが説明できるわけではありません。頑張りましょう。

僕に残された時間はあと1年半ちょっとです。できることも限られています。大学院はどこに行くかわかりません。金沢大学大学院に進学できた際はサポートさせていただきますが深くはかかわれないと思います。知りませんが。

今後の目標

 部員にシェアできていないのが大変申し訳ないが、再来年度の全日本TTT出場及び入賞、そしてインカレに5人以上の出走と3人以上の完走を考えています。

機材的にロードチームの色が濃いこの部でトラック種目の段抜きを目指すのは厳しいのでロード種目に集中しましょう。

また人数的にも部員のさらなる獲得が必須となりますが、頑張っていきましょう。

少ないながらも所属してくれる部員にはできる限りのサポートを、そして大切に育成したいと思います。

 

新入生に向けて

 自転車競技部とはいったいどんなところでしょうか。

簡単です。自転車を利用して競技を行います。

種目はロード(ロードレース、クリテリウムヒルクライム、TT)

トラック(短距離、中距離、競争種目)となっています。

金沢大学ではロード種目がメインです。

トラック種目やりたい場合は要相談(何とかします

ロードで使うバイクは所謂ロードバイクです

皆さんが思うロードバイクはハンドルがドロップ形状になっていればよい、と思うかもしれませんが競技ではそうもいきません。レース用のバイクになるのである程度、性能の担保が必要となります。

  • 何が違うの
  1. 軽い
  2. 剛性が高い
  3. 速い
  4. ポジションがレース仕様にできている
  5. とりあえず高い

トラックで使用するバイクはさらに特徴があり普通の自転車についているフリー機構という機構が存在しません。

なんじゃそりゃ?という話ですが、普段の自転車はペダルを止めてもホイールは空転すると思います。それが存在しません。なので足を止めると飛んできます。怖いです。なれます。

またトラック専用なのでブレーキもありません。その辺の競技性の若干の違いがあります。見学会するかもしれません。

 

どんな先輩がいるの?

当部は全員大学から自転車始めた初心者集団です

学部は理系文系どちらもいます。医学薬学系も問題なく活動できます。

また全国大会に出場した部員もいますしこれからの伸びしろが多い人間が多いです。

一緒に強くなりましょう。

 

自転車競技の魅力について書きたいと思います。

そんな苦しいことの何が楽しいのか。と思うかもしれない。

よい景色が待っていたり、達成感や充足感がある競技だと感じる。小さい目標をコツコツと積み立てていく楽しさもあり苦しいことはありません。そして自転車競技は大学から始める選手が多く全国を目指しやすい競技です。我々と全国を目指しませんか!

と一般的な歌い文句を並べてみたが、僕はこんなのは人それぞれだと思います。

全国を目指しやすいのは確か。適切な練習を積んでいけば伸びます。ある程度練習内容?メソッド?があります。僕も教わったものですが。

もっと原初的な汚い事を言います

僕にとっては練習に行くことも自転車に乗ることも別に苦しくないしそもそも自転車に乗ることは楽しい。

純粋に勝ちに向かって神経を研ぎ澄ましていくことも、自分の好きな展開に持ち込むことも、普段のしがらみから一切解放されて自分をむき出しにできる瞬間が何より気持がいい。苦しいことがないなんて嘘だ。苦しみを乗り越えても何も待ってないときも、一つも報われないことも無限にあるといっても良い。

ただ、「そんなことがチャラになる瞬間がある」

今までのことなんでどうでも良くなるほど気持ちがいい瞬間が待ってることがある。

それだけでこの競技を続けていられる。

そんな瞬間を知りたい人間はぜひ所属してほしい。

こんな御託を並べてみたが、結局自分の人生を豊かにするためにやっているだけだ。

楽しくて楽しくて、こんなデジタルでは伝わらない魅力が君を待っている。

 

しつこいが、そんなのなんの役に立つんだという方へ

手段と目的をごちゃごちゃにするな。自転車に乗って競技をすることが目的じゃない。

将来に役にたつかどうかは知らない。人それぞれだ。スケジューリング能力や、自分のスイッチの入れ方や人とのかかわり方、磨ける部分はいくらでもあるが、どうでも良い。

純粋にこの競技に打ち込んで、自分でその時間を価値のあるものにしていけばよいのだ。

 

最後に現実的な話です

我々は小さい部活なので部車の用意ができていません

貸し出せるバイクはなんとかしますが台数に限りがあります。できるならば最初から自分のバイクを用意してしまいましょう。

初期費用という話をすれば20~30万(バイク、ヘルメット、シューズ、ペダル、ジャージ)です。

普通に高いので、ある程度真面目にやる覚悟をして入ったほうがよいでしょう。後悔します。お金がなくてもやりたいという方、相談してください。やり方はいくつかあります。

意外と自転車安くない?と思ったあなた。素質あります。入ってください。ただある程度真面目に練習をこなさなければどんな高いバイクに乗ったところで意味がありません。最初のうちはほどほどのバイクで十分です。

危険性についてもかなり高いです

ジャージは薄く体がむき出しになるのですぐにけがはするしヘルメットは割れるし、最悪自転車壊れます。

集中していれば防げるものがほとんどなのであまり心配せずとも良いですが、気を付けましょう。

 

最後に、僕も最初からのめりこんでいたわけではありません。

いくつかのポイントがあって、おかしくなっていったので、自転車を楽しみたいという方は歓迎です。

 

自転車競技があなたの学生生活や人生を彩る一部になったらと思います。

 ながながとすみません。