東海シクロクロス第4戦、第5戦 愛知牧場 レースレポート 土佐路
久々のブログ更新となってしまいました。
小村先輩にレポートを書くことの重要性を説いていただき、書くことを決心。ここに残すことで同じミスを繰り返さないように意識して、また上手くいったこともアウトプットすることで確実なものになるように内容を書いて行こうと思います。
部のブログに書けば多少は活動報告にもなるとは思いますが、第一に自分のため。
そんなことはどうでもいいのでさっさと始めましょう。
result
1/15 第4戦 C4A 22位
1/16 第5戦 C4A 2位→C3に昇格
参考までに機材
フレーム BRIDGESTONE ANCHOR CX6
ホイール ROVAL FUSEE SLX24
タイヤ SPECIALIZED TRACER PRO 2BR(チューブレスで使用、 前後ともに空気圧は1.4bar)
ギア フロント 42t、リア 11-28t
photo by 藤山さん
今回同行させてもらった方も表彰台に登れました!
おめでとうございます!
自分が表彰台に乗った写真はありませんでした・・・
以下、振り返りと反省。
試走
小村さんから直前にいただいたアドバイスを参考にコースを確認。
タイヤ空気圧は以前個人で行った時と同じ1.6barで走ったが、やけに後輪が滑ったのでレース前に1.4barに下げた。これが良かったのか、第4戦のレース中のスリップは最小限にとどめられた。
第4戦
他の人よりは多少慣れているコースだったからか、能登クロスのような緊張感はない。
走りは悪くない。
身体を使ったり、あえて草が多いところへ出ることで選手を抜いていきトップに出る。
後続とも差ができて独走のような状態に入り、いつも以上に思考にも余裕がある状態で走ることができていた。
↑この後、盛大にやらかすことをこの時の僕はまだ知らない。
しかし、ヘアピンが多い区間の最後にある悪路でチェーンを落とす。
ここの判断が最悪だったせいで千載一遇のチャンスを失ってしまった。
チェーン落ちした際に即座に降車し直していれば後続との差も最小限に留められただろう。
しかし何を血迷ったのか、チェーンがペダル側に落ちたためにすぐの復帰は困難とみて担いで走ってしまった。
これが原因でチェーンはリアディレーラーとスプロケのあたりで絡まり、さらに強引にチェーンを元に戻そうとした際にDi2も断線したと思われる。
完全に判断ミスである。
チェーンを元に戻してからはリアトップで走る羽目になった。
このような判断ミスに加えて、今回チェーン落ちしてしまった原因と考えられる要因は2つ。
1つ目は走行技術の問題。
レース後に橋本先輩に話を聞いてもらい、自分が悪路を走行中にペダルを完全に止めていることが原因ではないかというご指摘をいただいた。ペダルはできるだけ回している方がチェーンに張力もかかるし落ちにくいのだという。このアドバイス、いつもお世話になっているバルバの方にも教わったことがあったが、全く実践しておらず、ここになってそれが仇になったとひどく思った。
2つ目は整備の問題。
変速調整をある程度OKな状態で完璧にしないで行ってしまい、ギアによってはちょっとチェーンとスプロケの歯の噛みが若干甘かったのを見過ごしていた。
あくまで可能性だが、ギアがうまく噛んでいない+衝撃のダブルパンチがチェーンを落としたとも考えられる。
このバイク完全に自分で組んでいるし、そういう詰めの甘さを機材でやって大惨事って言うのは正直話にならないと思った。
あとは余談だが、僕のバイクのペダルがtimeじゃなかったらチームの方にバイクをお借りして挽回することも可能であったかもしれない。
実際に、僕を連れて行ってくださったチームの方々は僕に代わりのバイクを出そうとしてくださったそうだが、これが原因でそれができなかった。
あくまで余談ね。そもそもチェーンなんて落とすなよって話。
レース後すぐに、実家の親に迎えをお願いして自転車屋さんに持っていきました。地元開催で本当に良かった。
EGG's豊田店様の応急かつ温厚な対応には大変感謝しております。本当にありがとうございました。
第5戦
お隣の選手がスタート前に話しかけてくれたので会話していたからか、かなりリラックスはできた。
しかしスタートは失敗。みんなよりもワンテンポ遅れて踏み込み&バイクプッシュをしてスタートしてしまった。
スタート前に話していた方が前を譲ってくれたので、そのままホールショットをいただく。
後ろ姿もすごくいいけど、真正面から撮られてる写真も欲しいなぁ~(ボソッ)
そのあとは自分を含めた3選手のパックになって競う展開。
3人とも他がコケたところをチャンスとみて抜くもうまく抜けられず。3周回中盤まで3人旅が続いた。
3周回目中盤でSUCCの選手がドロップ。またゴルゴタの丘手前で岐阜第一高校の選手に抜かれると、丘の階段で一気に差をつけられ、そこから追いつくことができず2位フィニッシュ。
昇格はできたものの前日の雪辱は果たせなかった・・・
レース中は終始落ち着いて走れたと思っている。
昨日も走ったからか、難しい区間も1つ1つ丁寧に超えていこうという考えで走っていた。
狭いヘアピンやS字など、後ろから抜き去るのは難しいであろう区間はその前に先頭に出て、スピードを落として逆に丁寧過ぎる動きをすることで相手のミスを誘おうとか考えていたので、落ち着きはかなりあったと思う。
また、レースを見てくださっていた方から身体を使った衝撃のいなし方はC4の中では断トツであったという言葉もいただいた。この点はあまり自覚していなかったが、得意な部分としてさらに伸ばしていきたい。
では課題はなかったのかというとそういうわけではない。
C4の時間帯は、試走のころ凍結していた地面が溶け出して泥と化しており、僕はそういった変化への対処が弱いことをレース中は痛感していた。
タイヤもドライコンディションが比較的得意なタイヤであったためか、泥の上ではタイヤを何度も滑らせていたし、ゴルゴタの丘を下ってからの区間ではトルクをかけ過ぎてしまったのか、何度も後輪を空転させることがあった。
そういう区間では、1回コケてから騙し騙し走るようにしてコケないことを意識していたが、逆にそれが失速を招き1位を逃した原因でもあったといえるだろう。
タイヤがどうこうとかはそういうのは置いておいて、こういった時にどうやって走ればいいのかというバリエーションを備えていれば、こんなことにはならなかったのではと自分では考えている。例えばオーバートルクになるんだったらケイデンスで稼いで進むように変えていけばロスは最小限になっただろう。
自転車競技はコースそれぞれに特徴はあれど、コンディションは常に同じだなんていうことはまずないのだから、走り方やコーナリングの選択肢を多く持たないといけないはずなんだと思う。
試走の時間はそれを確認する時間でもあるんだし、僕はそういった選択肢が少ないと感じた。
まぁそりゃ人より全然漕いでないしな~
とにかく、これからCXをしていく上で、コース上で自分が苦手意識を持った区間のC1もしくはエリートといった上級者の走りを見て勉強をしていきたい。
次はC3
自分が走ったC4AとC3のトップタイムを比較したが、3周で1分くらい違った。
つまり愛知牧場のC3で勝つためには20秒づつラップタイムを縮めないといけない。
じゃあどうすればそれができるのか・・・
まずは落車しないこと。次にもっとスピードをつけてコーナーを曲がれるようにスキルを身につけること。
あとは状況判断もそうだろう。即座に対応できればロスがなくなるだろうし・・・
なんにせよ、これからも基礎に忠実な練習を中心にやっていきたいと思いました。
勿論コース対策練習も必要ですが、基礎が前提ですし・・・
そのためにも、練習できる機会を無駄にしないように取り組んでいきたいです。
いつも練習してくださる方々や部をサポートしてくださる方には感謝しかないです。いつもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
次は2/19,20のワイルドネイチャープラザに参加したいです。
コロナが不安ですが・・・
この写真めっちゃ綺麗で気に入っています。
写真を撮ってくださった方々、ありがとうございました!
東海シクロクロスの運営の方々やブース出展などで盛り上げてくれた方、レース中に応援してくださった方々にも感謝しています。
いやマジで、シクロクロスのレースは超辛いけど、こういう方たちがいてくれるから超楽しいです!
ご精読ありがとうございました。